コラム

【体験記65】心療内科卒業とその方法(最終回) 2021.02.03

「これで完全にうつヌケだ!(私が決めました)」
大学を退職(退学も含む)し、心と体の保健室の働きを始めてから2か月後、
心療内科の受診は続いていましたが、これといった不調がなかったので受診の度に
「不調はないです」
と伝え続けていたら主治医から、
「現在のストレスがかかりにくい環境であればうつ病再発の可能性は低そうです」
「この状態が続けば心療内科を卒業してもいいでしょう」
というお言葉をいただきました。

思えば、
「症状を伝え続けると、薬が増える」
「症状がないと伝えると薬の量はそのまま」
「症状がないと伝え続けると薬が減る」
というある種の規則性を発見し、
「薬に頼らない生活をしたい」とメンタルセラピスト養成講座の中で決めてから症状を細
かく伝えるということを辞めました(ただし我慢できない症状の時は伝えると決めていました)。
(この頃にはすでに自分で薬を断ってから数か月経過していましたが、薬は念のためにもらっていました)
それから月1だった受診が2月に1回になり、処方されていたサインバルタという抗うつ薬が処方されなくなりました。
(ちなみにトラゾドンという抗うつ薬も処方されていましたが、「抗うつ薬を飲みすぎているように思います」という理由から早急に処方されなくなりました)

そしてその2か月後、最後まで処方されていたアリピプラゾールという向精神薬が処方されなくなりました。
「これで心療内科の受診は終了です」
「今後、もし症状がひどくなるようなことがあるようでしたらまた来院してください」
主治医からゴール宣言をいただきました。

こうして4年間のうつ病治療が終了しました。
振り返ると、メンタルセラピーを学んでから、
「うつ病を治す」に目を向けるのではなく、
「これからどうしたいか」、「どうなりたいか」
に目を向けることで状況が変わりました。

考え方を変えたおかげで薬と精神科(心療内科)を卒業するきっかけが与えられました。
もちろん状況を見ながら、薬を減らしてくれた主治医との出会いも重要でした。
また、様々な方々の支えを受けられたこともうつヌケの大きなきっかけとなりました。

4年間を総括すると、
「うつになりやすい考え方を変え、そして人に支えられたことでうつヌケができたんだ」
と私は思っています。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました!
ただし、うつ病が完治したわけではありません。
あくまで緩解という状態が続いているとしか言えないのです。
その理由は、私自身のうつになりやすい気質が変わったというわけではないからです。
でもそんな自分との付き合い方を私はすでに知っています。
それは、withコロナならぬwithうつ(うつと共に生きる)です(もちろんポジティブな意味です)。

こんな自分を愛しながらこれからも生きていこうと思います。
「あなたが立ち直ったら、同じように悩む人を励ましなさい」
この言葉を胸に、今まで経験したことを私の働きの中で生かしていきたいです。
半年近くにわたり私のうつ病体験記にお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。

悩みのある方の助けの1つにこの体験記がなれたのなら嬉しい限りです。
これで私の体験記を(一旦?)終わりにします。

今後は体験記ではなくブログの方で更新させていただきます。どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。


私が所属する国際メンタルセラピスト協会では【自分の「うつ」を治した精神科医の方法】の著者宮島賢也精神科医が考案した『これからの新しい形のカウンセリング』であるメンタルセラピーを面談、Zoom、メールなどの形式を用いて行っております。

また、東京(またはオンライン)で定期的にメンタルセラピスト養成講座の説明会も開催しております。ご参加をお待ちしております。

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