コラム

【体験記47】サインバルタを辞めてみた【断薬リベンジ最終回】 2020.12.18

「自分でうつ病を克服するために薬を辞めよう」最終回
【注意】こちらは薬を現在飲み続けているが、いずれ薬を辞めたいと思っている方(特に長い期間うつの症状が落ち着いている方)向けの投稿です。
これ以外の方は閲覧をお控えください。
そして危険ですので私のマネをせず、薬を辞めていく上での参考程度にご覧ください。
※薬を辞める際には必ず主治医、医師、薬剤師にまず相談してください!

薬を辞めようと思う方はまずこちらの動画をご覧ください↓
トラゾドンの断薬に成功し、最後にサインバルタ(SNRI、抗うつ薬)の断薬に入りました。
この薬はうつ病初期から飲み続けていたものの1つでしたので、3年ほど服薬を続けていました。
私にとってこの薬の効き目はよくわかりませんでしたが、大学での実験中に支障が多少ありました。
(詳しくはうつ病体験記24へ)
またこの薬を服薬しているとあることができなくなります。
それは…
献血です。

ちなみに献血に行ったのは初回発症から年数が経って、うつ病がよくなった状態(緩解)が続いていた頃の話です。
この頃は薬を飲みながらではありましたが、発症前と変わらずに生活ができていました。
ふと「久々に献血に行こうかな」と思って行ったら、「その薬を服薬していると献血ができません」と言われました。
献血は、この抗うつ薬を服薬している場合は薬を4日抜かないとできないようです。
この点は注意が必要ですね。
私は、この薬を多い時には30 mgカプセルを2個(計60 mg)服薬していました。
ちなみにサインバルタには20 mgカプセルと30 mgカプセルの2種類がありました。
試しに30 mgカプセルを2個服薬しているときに断薬したら、断薬から2日後に離脱症状が出現しました。
めまいや吐き気で休んでいても動いていても苦痛でした。
離脱症状がどういう状態かを例えると、2日酔いの状態に近いかな?(私が経験した中では一番似ていると思う)
服薬を再開したらこれらの症状は改善しました。
離脱症状が改善してから、30 mgカプセルを2個(計60 mg)から
30mgカプセル1個と20mgカプセル1個(計50mg)に減らして服薬することにしました。
たまたま服薬可能な20 mgカプセルが残っていたので何日かこの量で対応しました。
これを何日か続けましたが、離脱症状は出ませんでした。
もちろん気持ちの変化も特に感じられませんでした。
その後30mgカプセル1個と20 mgカプセル1個(計50 mg)から30 mgカプセルを1個(計30 mg)に減らしました。
これを1ヶ月ほど続けましたが、離脱症状は現れませんでした。
しかし、ショックなことがあり一時的に精神状態が悪くなりました。
一時的な精神状態の悪化は、人の支え、考え方を変えたこと、時間の経過で徐々に軽くなりました。

途中の何日かは薬を飲み忘れてだるさ、頭痛、肩こりなどの症状が出現しました。
このような場合は無理せず薬を飲みました。
飲むと症状は改善しました。
それから30 mgカプセルを1個(計30 mg)の服薬を辞めて何も飲まずに何日か様子を見ました。
(20 mgカプセルが手元にあればこれを挟んでから何も飲まないという順番でやりたかったのですが、切らしていたのでこのような形となりました)。
約1週間めまい、ふらつき、肩こりがありましたが、生活できないほどのものではなかったので服薬はせずに様子を見ました。
1週間経つと上記の症状は消え、薬が必要なくなりました。
サインバルタの断薬成功です。
これで全部の薬の断薬リベンジに成功しました。
私の場合は、トラゾドンの時と同様に
少しずつ服薬する量を減らしながら断薬を進めることで体にあまり負担をかけずに辞めることができました。
ただこれはあくまで私の体験談なので個人差があると思います。
もちろん薬が必要と思う方は無理に辞めようとしなくていいです。
やるとしたら自分がつらくないと思う範囲で少しずつ行っていきましょう!
もちろん薬を辞めさせてくれるお医者さんであれば、そのお医者さんの指示に従って薬を辞めていくことがベストな方法です。

第一選択はこちらを選ぶことをお勧めします↑
(決して私のやり方を第一選択にしないようにしましょう)
主治医に相談できるようなら相談してみましょう。
ちなみにメンタルセラピスト協会にも連携している精神科医、薬剤師の先生方がいらっしゃいます。
こちらも合わせてご覧ください(心と体の保健室本部HP)。

話は変わり、断薬リベンジが終わるころには
2か月にわたって受講したメンタルセラピスト養成講座のWeb授業も終わりました。
Web授業が終わった後、最終授業と認定を受けるために
1回だけ国際メンタルセラピスト協会の本部(東京)に行くことになっていました。
いよいよ養成講座の終わりが見えてきたとき、ついに私は決断しました。
「大学を辞めると言おう」
そう決めて大学に行きましたが、ここで思わぬ事態に陥ります。
その事態とは…(続く)



私が所属する国際メンタルセラピスト協会では【自分の「うつ」を治した精神科医の方法】の著者宮島賢也精神科医が考案した『これからの新しい形のカウンセリング』であるメンタルセラピーを面談、Zoom、メールなどの形式を用いて行っております。

また、東京(またはオンライン)で定期的にメンタルセラピスト養成講座の説明会も開催しております。ご参加をお待ちしております。

セラピストになって自分の心も元気に、そして相手の心も元気にするお手伝いを一緒にしてみませんか?

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