コラム

【体験記33】うつ病から立ち直るきっかけとなった最強の声掛け【重要】 2020.11.09

自分のうつを2つの方法で改善した元大学教員、心と体の保健室J.C.A新潟支部代表のメンタルセラピストじめちゃんです。

ここでは私のうつ病体験談を投稿しています。

うつ病発症、再発、回復と断薬、そしてその後の出来事について書いていきます。

何か1つでもうつ克服のヒントになることを願って。

ここからが本日の投稿になります↓

「いいところがなくなったとしてもあなたはそのままで素敵だよ!」
職場での事務作業が終わり、ようやく療養に専念できるようになった頃。
うつ病のためなのか、元々の性格からくるものなのかはわかりませんが、職場を休んでいることへの罪悪感や自分の存在価値を考えたりして悲観的になることが多くありました。
こんな状態だったので回復にはまだまだ時間がかかりそうでした。
そんな中、心の状態が大幅に改善されるきっかけとなる出来事がありました。
私は事務作業が終わったらすぐに実家に帰って療養する予定でしたが、どうしても出たかった教会のセミナーがあったのでしばらく帰らずにいました。
セミナーは2日間。
自分の気力、体力が2日間持つかが不安だったので、参加自体ギリギリまで検討していました。
そんな中、「疲れたら途中で抜けてもいいから参加したら?」とお世話になっている牧師夫妻が声をかけてくれました。
この声掛けによって「それなら参加できるかもしれない」と安心したことを覚えています。
同時に「2日間全部参加しないといけないな」と思っている自分に気付きました。
「(きっちり参加するのではなく)抜きながらでもいいからセミナーに参加しよう!」
そう思いセミナーへの参加を決めました。
セミナーの中であるゲームを行いました。
それは、相手のいいところを褒めるというゲームです。
ペアになった相手を見て、自分が感じた相手のいいところを3つ相手に伝えるというシンプルなゲームです。

これだけならよくあるゲームなのかもしれませんが、このゲームにはもう1つ相手に伝えなければいけない言葉が加えられていました。
それは…
「いいところがなくなったとしてもあなたはそのまま(ありのまま)で素敵だよ!」
私は気づきました。
「ただ存在しているだけで自分には価値がある」ということに。
「そう思ってもいいんじゃないか」とこの時思えました。
以前、「うつ病の私が職場で存在する価値ってあるのかな?」と思ったことがありました。
というかセミナーに参加する直前までそう思っていました。
まるで私の価値が職場にしかないかのように…
私は職場での自分の価値にばかり目が行っていたことに気付きました。
本当の価値は今ここに存在しているということ自体が大きな価値なのに…
参加したセミナー、このゲームを通してこのことに気付けたのです。
この気付きだけでとても前向きになり、気力がわいてきました。
「生きる気力を与えてくださりありがとうございます!」
言葉の力は不思議ですね。
「生きているだけでいいんだよ!」
うつ病を患い、自分に価値がないと思っていた私が一番に誰かに言ってもらいたかった言葉。
その言葉によって生きる気力がわいてきました。
もしあなたの周りにうつで落ち込んでいる人、自分の価値を見失っている人がいたらこう声掛けをしてあげてください。
「あなたはここに存在しているだけでいい!」と。
もしかしたらその人もこの言葉を望んでいるかもしれません。
私自身、現在も「生きているだけでいいんだよ!」、「ありのままの私は素敵だよ!」という言葉を自分にかけ続けています。

それが今を生きる気力になっているからです。
これこそがメンタルセラピーです。
そしてセミナーが終わり、再度実家での療養を始めました。
気力がわいてきたことで徐々に日中からでも活動ができるようになり、新たなことを始めます。

それは…(続く)



私が所属する国際メンタルセラピスト協会では【自分の「うつ」を治した精神科医の方法】の著者宮島賢也精神科医が考案した『これからの新しい形のカウンセリング』であるメンタルセラピーを面談、Zoom、メールなどの形式を用いて行っております。

また、東京(またはオンライン)で定期的にメンタルセラピスト養成講座の説明会も開催しております。ご参加をお待ちしております。

セラピストになって自分の心も元気に、そして相手の心も元気にするお手伝いを一緒にしてみませんか?

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