凹んだら読む本_第二章(14)

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『凹んだら読む本』_第二章(14)2022.1.7

14.疲れたら「手の爪の生え際」 を刺激する。

あえて思考を止め、心身を休めてあげることで、交感神経の働きを弱め、副交感神経を強める

昼食後や3時のティータイム。
時間が空いたし、ちょっと仮眠でもしようかな、というときは、代わりに瞑想をするのがおすすめです。
瞑想といっても本格的なものではなく、「プチ瞑想」。これで疲れた頭をリラックスさせてあげましょう。

瞑想は、ひと言でいうと、「思考を無の状態にすること」を目指して行います。
私たちは起きている間、絶え間なくずっと思考しています。
それはまるで、休みのない 機械のような状態です。「考えないようにしよう」と思っても、何かしら反応してしまう のが人間。
でも、それでは十分にリラックスすることができません。
そんな状態の中で、あえて思考をストップして、心身を休めてあげるには、ある特別な"手段"が必要となります。その"手段"こそが瞑想なのです。

瞑想は、目を閉じて、心身を究極のリラックス状態に持っていきます。
慣れれば職場の喧騒(けんそう)の中でも行うことができます。
瞑想の究極の目的は、思考をストップさせることによって、通常はアクセスできない「深いレベルの意識」にアクセスすることです。

そのために瞑想では、まず呼吸に意識を向けたり、「マントラ」を唱えたりします。
マントラとは、サンスクリット語で「文字」や「言葉」の意味で、密教でいう真言、他の宗教では祭詞(さいし)や呪文などとも呼ばれます。
とはいえ、この場合は呼吸やマントラ自体には意味はなく、いわば思考をストップさせ るための「ツール」のようなもの。
瞑想では、これらのツールは宗教とはそれほど関係なく、ある意味「まったく意味をなさない言葉の羅列(られつ)」を唱えることによって、思考とは別の次元へと意識を持っていくのを目的にすることが多いようです。

プチ瞑想の場合は、こうしたマントラを唱えるのではなく、「腹式呼吸」に意識を集中させます。
実際のやり方を説明しましょう。

楽な感じで椅子に座り、足を肩幅くらいに開きます。
目を軽く閉じ、両手はそれぞれ左右の膝の上に置きます。
肩から力を抜きましょう。まず、おなかに腹圧をかけながら、ゆっくり息を吐きます。
苦しくなる前に、今度は鼻からゆっくり息を吸いましょう。
腹式呼吸に意識を集中させ、体の中の老廃物を吐き切り、きれいな酸素を体の中に十分取り込んでいるというイメージで行います。

15分くらい続けるだけで、リラックスして頭がすっきりします。
瞑想をすることによって、いちばん大きな効果が認められているのが、とくに現代人の 多くが抱える「不安」や「ストレス」の軽減です。
「具体的には、瞑想には、交感神経の働きを弱め、副交感神経の働きを強める効果があります。
そのため、凹んだときやストレスが溜まっていると感じたときにプチ瞑想をすると、自律神経を整え、ストレスを緩和する効果があるのです。

機械を止めてメンテナンスするように、プチ瞑想で、短い時間でも思考を無の状態にすると、精神のメンテナンスになります。
思考を無にすると、日常で溜まったストレスが自 然に解消され、思考がクリアになり、不安が消えます。
また、血行がよくなり、肩こりが 改善するといった身体的な効果も期待できます。

お昼休みなどに、ぜひプチ瞑想を行ってみてください。
凹んだ気持ちのときも、終わるころには穏やかな心になれますよ。
リンパ系ホルモン系の働きをコントロールし、自律神経と深く関わっています。ストレス気味のと き、凹んだときにはぜひ刺激してみてください。
小指には「心経」と「小腸経」の2本の経絡が通っています。心経は心臓と血液循環器 に関連する経絡です。心経の始点のツボは、爪の薬指寄り生え際にある「少衝」です。小 腸経は小腸の働きをコントロールする経絡です。小腸経の始点は、小指の爪の外側の生え 際にある「少沢」です。
このように、各指の爪の生え際には、私たちの各臓器をコントロールするッボがあり、
疲れたときには、腹式呼吸をしながら、各指の爪の生え際を人差し指と親指で刺激をする
ことで、頭をすっきりさせることができます。 ツボ押しは、通勤中や休憩時間などに簡単に行えます。一つひとつのツボの効果を確認
しながら刺激することも大切ですが、そんなに難しく考えなくても、ちょっと疲れたら、
手の指の爪の生え際を刺激すると、元気になれます。私自身もよく電車の中で、指の爪の
生え際を刺激しています。
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