凹んだら読む本_はじめに

国際メンタルセラピスト協会 HOME > 凹んだら読む本

『凹んだら読む本』_はじめに2021.09.25

仕事で失敗した。
上司に怒られた。
電車で変な人に絡まれた。
傘を持ってない日に限って土砂降りだ...。

仕事や生活の中には、凹むシチュエーションいたるところに潜んでいます。

「これ、自分のせいじゃないんだけど...」
たとえそう思うことであっても、
真面目な人ほど凹んじゃうものです。

そんな思い、ここで手放してみませんか?

はじめに

普段は明るい人でも、ふとした瞬間にくもった表情をしていること、ありますよね。

日々、生きていると、思わず「はぁ……」とため息が漏れてしまうような凹む出来事はたびたびあるものです。
「え、そんなに凹むことなんてないよ?」
もしあなたがそういう幸せな人であれば、おめでとうございます。この本はあまり必要ありません。

私は多くの企業や官公庁で、メンタルヘルスやストレスマネジメントに関する研修を20年くらい行ってきました。
また、「身体と心の癒し」と「健康」をテーマに、セラピストやインストラクターを育てるアカデミーを主宰したり、
うつの改善や予防をめざす「メンタルセラピー」の普及活動などにも携わったりしています。

仕事柄、年齢や性別を問わず、働いている方から主婦の方まで、お悩みをお聞きする機会が多々ありますが、
「ちょっとしたことで凹みがちな人は、意外なほど多い」ということを実感しています。

たとえば、心配性な人。物事をマイナスに捉えてしまう人。すぐ自分を貴めてしまう人。
ものごとにこだわりすぎて失敗が多い人。小さなことにイライラしてしまい、あとでそれを後悔してしまう人。
慎重に動こうとして、かえってチャンスを逃してしまう人……。

こうした方々に共通している点は、主にふたつあります。
ひとつは 真面目な人が多い"ということ。つらい思いを抱えてご相談にいらしたのに、悩みをお聞きしていると、
「こんなことを相談していいのかな」「あぁ、もっとしっかり言葉にしないと」という思いが言棄の端々に表れるような、
心の優しい方が多いのです。
こうした心遣いが他人にできること自体、とても素敵なことです。
でも、現代のストレス社会の中では、少し生きにくいのかもしれません。

そしてもうひとつは自己肯定感が低くて、自分を過小評価している人が多い"ということです。
「自己肯定感」というのは、読んで字のごとく、自分のことを長所だけでなく短所も含めて貴定する感覚のこと。
これが低い人は、お話ししていても自信のない感じで、たとえば「私のような人間の話を聞いていただいて……迷惑ですよね」みたいなことを口にされたり、お話の途中で「すみません」とか「ホントにダメですよね、私」といった言葉が繰り返し出てきたりする方もいます。
こうした人は、ただでさえ自分に自信がないだけに、ちょっとした他人の言動でも傷つきやすい心の持ち主でもあるのです。

私からすれば、これらの方々も、自分自身の「考え方」や「ものの捉え方」をちょっと変えるだけで、
もっと楽に、楽しく生きられるのにと、もったいなく思ってしまいます。

そればかりか、こうした人たちは、うつなどの心の病気になってしまう場合もあります。
いまや、国内でうつの患者が100万人、精神疾患で通院する人が300万人といわれる一大ストレス社会なのです。

ストレスは、一度に大きな塊がドンとのしかかってくるというよりは、毎日の生活の中で知らず知らずに小さなストレスが積み重なっていって、
ある日、突然、病気の症状が身体や心に表れてくることが多いものです。
そういう意味では、心の病気も「生活習慣病」なのです。

生活習慣病は、食事の食べ方やお酒とのつき合い方、睡眠のリズム、体重管理など、毎日の生活をちょっと工夫することで避けることができます。
同じように、毎日の生活の中で凹んでしまったとき、マインドを微修正していくことで、心の病気にならずに済みます。

この本では、さまざまなストレスからあなたの心を守るために、凹んだときに素早く回復する、
あるいはそもそも凹みにくいマインドをつくるためのコツを1個、紹介します。

目次をご覧いただいて、どれか気に入った項目から読んでもかまいません
人生は山あり谷あり、いろんなことが起こります。
これまで思い通りに行かないこと、失敗することも多々あったでしょうし、これからもあるでしょう。
そんなことで凹んだとき、この本で紹介している方法を、まずはひとつ、試してみてください。